「セカンドライフの未来の考察者、Neko Linkさん
取材日:2007.08.24 ライター:Ryoma Snook
今回の対談は、MagSL Tokyo の運営されている Neko Linkさんぜよ。 http://magsl.net

龍馬ぜよ: この度はお時間頂きありがとうぜよ。 Nekoさん: じゃあどの辺からいきますかね。 龍馬ぜよ: まずNekoさんがセカンドライフを始められたきっかけは何でしたかの?
Nekoさん: 私はもともとITコンサルでしてMMORPGのヘビーゲーマーでもあります。 新しいゲームや新しいビジネスネタをいつも探しているんですが セカンドライフは両方いっぺんになってるのでこれはやらんとね、って感じでして。
龍馬ぜよ: で去年の10月にはじめられたのですな。
Nekoさん: ええ 最初はピンとこなかったんですけど1週間ぐらいして、可能性がわかってきて ビジネス参入を決めました。2週間後にSIM頼んでました。 当時はまだ日本人でSIMもってるひと5人とかだったかも。
龍馬ぜよ: 今はかなり増えましたな。
Nekoさん: いまは100人以上いますな。
龍馬ぜよ: ほお、結構いますの。まだ増えますかの? Nekoさん: 300SIMは軽くあるね。まだ10倍以上になりますよ
龍馬ぜよ: おお。しかし、閑散としたSIMも増えるような気もしますがの。
Nekoさん: そうですね。安直に作るとそうなりますね。
龍馬ぜよ: わしはたまたまは幕末というSIMに土地を借りちょりますが あそこはテーマがはっきりしているSIMじゃと思いますぜよ。
Nekoさん: 個人のSIMオーナーが上手にやっていくなら テーマははっきりしたほうがいいですね。 セカンドライフはコミュニティなんで「すみわけ」、というのがキーワードなんですよ。
龍馬ぜよ: なるほど。人が増えるとその分色んな「すみわけ」が必要となるぜよな。
Nekoさん: 逆に「すみわけ」できないとつまらなくて離れる人が増えちゃいますね。 だからマグスルはすみわけられるように大きく設計したんですよ。
龍馬ぜよ: どこにいっても同じならすぐ飽きてしますぜよ。
Nekoさん: そう。 マグスルは大きな初心者ゾーンでここで慣れたら、 特徴ある気に入った土地に出て行く。
龍馬ぜよ: ほお。 実はわしも始めは池袋の足湯によく通ったぜよ。
Nekoさん: うん
龍馬ぜよ: 何もかもが新鮮で楽しかったぜよ
Nekoさん: ゲームの経験はないんですか?
龍馬ぜよ: オンラインゲームはこれがはじめてぜよ。
Nekoさん: じゃあ、すごい驚きばかりでしょう。
龍馬ぜよ: そうじゃったぜよ。 そして色んな方から親切にしてもらい、 セカンドライフのことが少しわかったぜよ。 セカンドライフは様々な国や年齢や立場を超えて コミュニケーションができることじゃと気付いたぜよ。 そこが1つの魅力じゃと思ったぜよ。
Nekoさん: うん、そうです。 セカンドライフという意味がわかってくるよね。
龍馬ぜよ: Nekoさんはセカンドライフの魅力は何じゃと感じてますかの?
Nekoさん: リアルタイムなコミュニケーションが一番じゃないかな。
龍馬ぜよ: 異国方とも簡単にリアルタイムで話が出来るぜよ。
Nekoさん: 匿名でしょ。リアルのしがらみとかない。 チャットだけでコミュニケーションとっていつでもさよならできる。 その中で友達になって、親友になって相手の立場も性別も年齢もわからない。 そんな親友って、本当の友達じゃないかな。
龍馬ぜよ: リアルでは様々な事柄が絡み合って関係が成り立っていますからの。
Nekoさん: うん。 裏切ったらまずいとか 悪口言われるかもとか 会社で嫌われるとか そういうことがまったくない関係。
龍馬ぜよ: なかなか本当の意味での1対1というのはリアルでは難しいぜよ。
Nekoさん: うん。 それってみんなにとってすごい必要なことだし、 それを手に入れられる世界って他にないと思うよ。
龍馬ぜよ: ふむ、それが出来るのがセカンドライフじゃの。 わしはひとりでも多くの方がセカンドライフで より良いコミュニケーションを知ることによって リアルでもより良いコミュニケーションを 築けるようになったらと思うぜよ。 セカンドライフから多くのことを吸収できる仕組みを わしは創って行きたいぜよ。
Nekoさん: うん、大切なことだとおもうよ。
龍馬ぜよ: まだまだ草の根的な活動じゃがの。
Nekoさん: いいんだよ。ひとりでも多くの人という考えで 全員を救おうとしたら、誰も救えなくなる。 人それぞれ、思いは違うからそれぞれの居場所を作ってあげることが 大切じゃないかな。土地という区切りがいい効果をうむと思うよ。セカンドライフは。
龍馬ぜよ: なるほど、そこで一定の距離を置けるというわけじゃな
Nekoさん: そう。ほどよくリアルだしね。
龍馬ぜよ: わしが海援隊を作ったきっかけの1つは 相手との立場の違いを理解し尊重し、 思いやりを持って人に接して欲しいという思いを伝えたいからぜよ。
Nekoさん: いいと思うよ。 しがらみや恥ずかしさが無ければ理想に近づきやすい。
龍馬ぜよ: ふむ。 本来の自分を見つけることが セカンドライフで出来るかも知れないぜよ。
Nekoさん: だから、セカンドライフなのさ
龍馬ぜよ: はは、そうですな。

龍馬ぜよ: リアル企業とセカンドライフとの有効な関係の構築なんじゃが どのように考えてますかの?
Nekoさん: うん。よく企業の人に話すんだけどぼくらの子供の頃、テレビばっかり見るなと怒られた。 いまの子供は、ゲームばかりするなと怒られる。
その子たちのゲームはいま全部3Dで、その子たちが大人になったら2次元にもどるなんて おかしい。ぼくらは、テレビばっかり見て育ったから新聞を読まなくなった。 ニュースはテレビでみるものだと思ってる。
龍馬ぜよ: なるほど。
Nekoさん: 彼らはきっとコンピューターは3Dなのが当たり前になる。 だからビスタも3DだしiPhone も3Dなんでしょ。 3Dっていうのは、はやるとかはやらないとかいう問題じゃない。 もう世界的に止まらない流れでみんないつか、マトリックスのような世界になるって、 わかってるでしょ。 でもそのバーチャルリアリティっていうのが、いつ、どうやって始まるかわからないだけ。
龍馬ぜよ: なるほど、それがセカンドライフかも知れんのじゃな。
Nekoさん: そう。 だってもうこれだけ始まってるんだから。 ボイスチャットは、すごい大きな前進じゃないかな。 テレビ会議よりもお手軽でもっと臨場感がある。
龍馬ぜよ: セカンドライフは何故かそばにいるような気になるぜよ。
Nekoさん: うん。それは社会心理学の先生がなんか説明してたw 覚えてないけど、そういうものらしいよw
龍馬ぜよ: セカンドライフの方がリアルより人に優しく接することが出来る というような記事も見た気がするぜよ。
Nekoさん: そうだね。 恥ずかしいという感情が薄れて、自分の理想がそのまま現れるからだよ。
龍馬ぜよ: なるほど。 そこにリアル企業がどうのような形でセカンドライフに 参加するのが良いと思いますかの?
Nekoさん: だから企業もそういう時代に対して準備をしないといけないのさ
龍馬ぜよ: なるほど、なにか良い例はありますかの?
Nekoさん: まだまだ良い例っていうのはないけど でも、建物を建てて人を呼びつけるんじゃなくて、 人のいるところに出て行くようにしないといけないね。 あと看板よませるんじゃなくて体験してもらえるものを考えないといけない。
龍馬ぜよ: なるほど
Nekoさん: いままでのメディアっていうのは見せることしか出来なかった。 仮想世界は、体験させることが出来るんですよ。
龍馬ぜよ: それが3Dのすばらしいとこじゃな
Nekoさん: ええ。そこを活かすことができたら きっともっと多くのことが伝えられると思います
龍馬ぜよ: ふむ。訴求力が違うのですな。
Nekoさん: うん、深さが違う。 それを活かさないと、この世界の意味が無いですね。
龍馬ぜよ: 確かにHPで出来ることと同じことをここでしても あまり効果が出ないかもしれませんな。
Nekoさん: うん。 WEBっていうのはクリックしながら情報を探すものでしょ。 セカンドライフっていうのは、別な時間を体験しにくるもの。 だから、みんなの目的にあわせて企業も動かないとダメなんですよ。 例えば、映画の世界が体験できるとか。
龍馬ぜよ: 幕末はそういう意味でタイムスリップ出来る 映画の世界のようなテーマパークですな。
Nekoさん: うん。 安いコストで自由なテーマパークを作りゼロに近いコストで、何でも配れる。 リアルでは大企業が莫大なコストをかけてやることを、 個人でも出来るのがセカンドライフ。 だから、事務所建てて看板並べて、とかじゃ意味ない。 企業だっていろいろな理想を考えていてでも、コストとの問題で出来ないことが多い。 そういう理想を、この世界で伝えていくのは、いいことじゃないかな。 こういうことしようとしてるんです!って伝えて。 それがすごい人気なら、やってみる価値もでる。
龍馬ぜよ: セカンドライフをテストマーケティングの場として使うことも出来ますな。
Nekoさん: うん。 リアリティはまだ足りないけどそれは時間とともに解決されるでしょう。 PC性能もどんどんあがるし、ネットも早くなるし。
龍馬ぜよ: 日本でもそのうちパワーのある創造者が現れると思いますぜよ。
Nekoさん: ええ。まだまだこれからもっと充実してくると思う。
龍馬ぜよ: 後はセカンドライフの広がりすぎる情報を整理して伝えることも必要ですな。
Nekoさん: 今はまだ、情報も少ないから全部読めちゃうぐらいだけど 徐々に見切れないくらいになって、そうしたら選別する方法も出来てくるんじゃないかな。
龍馬ぜよ: 新しくはじめられる方が迷わないようにすることも我々の役目ですかの?
Nekoさん: うーん、ほどよく迷ったほうがいいんじゃないかな。
龍馬ぜよ: なるほど
Nekoさん: 我々のバイアスのかかった情報だけ伝えられても面白くないでしょう。 ここは何でも作れる場所なのに何も与えてくれないと怒る人もいますなw
龍馬ぜよ: はは。まあいろんな方がいるので全くもの作りされない方も これから増えてくるでしょうな。
Nekoさん: ええ、それはいいと思う。 でも、コミュニケーションもとらないのではどうにも救えませんなw 物もつくらず、コミュニケーションもとらず、 ひとりで見て回って、面白くない!と断言する人がとっても多いのでw
龍馬ぜよ: ほお コミュニケーションはセカンドライフの大きな魅力じゃが それに気付かぬのは残念ぜよ。
Nekoさん: ええ とくにリアルの立場が偉い人にその傾向があるようです。 ネットのむこうの人をひとりの人間として見れないのかもしれないね。
龍馬ぜよ: なるほど、そこは深く考えさせられますの。
Nekoさん: うん。
今までここまでネットの向こうの人を意識するサービスってなかったと思う。 双方向で参加型とかいいつつ、結局アンケートの集計でしか 見てきていないのが今までで、本当の双方向ってどういうものか 想定していないのかもしれないね。 WEBのアクセスログの数値ではなく目の前の大混雑したアバターをみたときに 初めてわかることがあると思いますよ。

龍馬ぜよ: これからのセカンドライフでNekoさんが 目指すところをお聞かせ頂きたいぜよ。
Nekoさん: 今このセカンドライフという世界がどういう世界なのかを どうしたら外に伝えられるか模索してます。
龍馬ぜよ: ほお。
Nekoさん: もちろん体験してもらうのが一番いいんだけど、 ここでしか出来ないことをどうしたら体験してみたくなるんだろうって、色々考えてます。 リアルではできないことをやって、それを外の世界に宣伝する。
龍馬ぜよ: ふむ
Nekoさん: あと、アバターがひとりひとりの人で、 決して変わり者のオタク集団とかでは無いことをw伝えないとねw そう思ってる人、すごく多い。 でも、これだけオタク率の低いネットサービスって珍しいと思うよ。 40前後がひっぱってる世界、それがセカンドライフですw
龍馬ぜよ: その位の年齢になると物事の分別もついてますし、 やはり人と人を繋げる事もやりやすいでしょうな
Nekoさん: うん。でもそういう現実って知られてないから もっと知ってもらいたいですね。
龍馬ぜよ: はい、そうですの。リアルでの露出も必要でしょうな。
Nekoさん: ええ
いまそれをはたけさんと考えてるところです。 間違って伝わると、間違った人たちが入ってくるだけですからね 勘違いを減らしたいですね。 やってもやらなくても、人は増えると思うけど。
龍馬ぜよ: わしはもっと年齢層の高い方もセカンドライフに来て頂きたいと思うぜよ。 50代、60代な方々などぜよ。
Nekoさん: ですね
龍馬ぜよ: まあハード的な問題もあるでしょうが そういう活動をリアルでもできたらと考えてますぜよ。
Nekoさん: ええ、ハードなども、どれを買っていいかわからないってのが、 一番問題なので、そういう部分をフォローしたいと思ってます。
龍馬ぜよ: セカンドライフでセカンドライフを楽しむ方が出てきたら面白いですな。
Nekoさん: 老後ってこと?w
龍馬ぜよ: そうですな。
Nekoさん: 俺はもうこれでばっちり引きこもれそうだよw 早く仕事にひと区切りつけて、引きこもりたいと思います。
龍馬ぜよ: 今日は有難う御座いましたぜよ。
Nekoさん: ほい、お疲れ様でした。
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Posted by:FREEDAM Klata at 2007年08月26日(日) 16:17
Posted by: sheila6225 Allen at 2007年08月26日(日) 13:14
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リョウマさんも良い質問の仕方ぜよw